Trattoria Pan degli Angeli | ベルリン・レストラン

2009年10月10日 | 夕食:2009年9月9日

Trattoria Pan degli Angeli, Stuttgarter Platz 20 / Ecke Windscheidstraße, 10627-Berlin, www.pan-degli-angeli.com

評価:★★★★★

西ベルリン Deutsche Oper でオペラ鑑賞後の夕食にイタリア料理店の Pan degli Angeli に行った。特にこのレストランを目指したのではなく、一昔前ベルリンに住んでいたことがあり、Stuttgarter Platz ならば夜遅くまで営業しているレストランがいくつかあることを覚えていたので、漠然に歩いただけだった。イタリア国外のイタリア料理レストランの場合、非常に不味いところにあたることはないが、素晴らしいレストランに行き当たることも少ない。何も知らないため、あまり期待していなかったが、天使のパンは名前通りの素晴らしいレストラン。

普通のイタリア料理店よりは良いかもしれないと思えたのは、ワイン・リストを見たとき。€15以下のワインがない。高くて不味いレストランが数多くあるので、主菜の値段だけでレストランの良し悪しを判断することはできないが、ワインは調理されるわけでもなく、一応相場があり値段の差異も少ないため、一定の判断材料になる。なお、主菜のほとんどは€15〜25で、他の一般的なレストランに比べると少々高め。印刷されたメニューの他に、ウェイターは小さな黒板に書かれた「今日のおすすめ」を持ってくる。

その手書きのおすすめのうち、前菜はモッツァレッラとペスト・ジェノヴェーゼが乗るフォカッチャを2人で分け、主菜には黒トリュフのパスタとトマト・バジリコ・モッツァレッラが多く乗るピザを頼む。ピザは素材の味が良く調和されていて、歯ごたえがあった。一方黒トリュフのパスタは、まずパスタが運ばれきて、ソースが半分ほどかけられた後、中がくりぬかれ樽のようなパルミジャーノ・チーズで混ぜられ、皿に移される。そして、残りのソース半分がかけられ、贅沢な量の黒トリュフが乗る。黒トリュフが香ばしく食欲をそそる。

最後に一杯グラッパがサービスで運ばれ、千鳥足でこのレストランを去った。店の雰囲気も良く、ベルリン滞在時、ドイツ料理に飽きたり、ちょっと贅沢をしたい場合には最適のレストラン。